昨今注目の(?)Pythonを勉強して使えるようにしたいと思います。
新品状態のパソコンでも大丈夫! まずは環境構築から始めましょう。
Pythonとは?
Pythonは1991年にオランダ出身のプログラマー、グイド・ヴァンロッサム氏によって開発されたプログラミング言語。JavaやC++はソースコードのコンパイルが必要ですが、PythonはRuby, Perlなどと同じくコンパイルが必要ないインタプリター言語です。2024年12月現在、Python3.12が公開されています。
Pythonのライブラリは標準で充実しており、プログラマがすぐ使えるようなライブラリがディストリビューションに含まれています。”Battery Included(電池付き)”という思想のもと設計されているのです。サードパーティーのライブラリも豊富で、例えば以下のようなものがあります。
- 数値計算用ライブラリ: NumPy, SciPy
- データ解析ライブラリ: pandas
- グラフ表示ライブラリ: Matplotlib
- 機械学習・AIライブラリ:TensorFlow, Keras
- Webアプリ用フレームワーク: CherryPy, Diango
データ分析や画像分析、さらには機械学習と、Pythonが注目されているのは、このようなライブラリが用意されているのが大きいのでしょう。まずは基本的な文法を学習し、ゆくゆくはpandasやTensorFlowも活用したいですね。
Pythonの開発環境
それではPythonの開発環境を構築していきます。
必要なものは次のとおりです。
- Cygwin*
- Pythonディストリビューション
- コードエディタ
*のついているCygwinは任意です。Pythonディストリビューション付属のプロンプト、またはOS標準のコマンドプロンプトでもOKです。WindowsでUnixコマンドを使いたい人、Python以外のプログラミング言語も扱う予定がある人はインストールしましょう。
今回はCygwinを準備していきます。
Cygwinの公式webサイト(https://www.cygwin.com/)にアクセスします。

Installをクリックし、.exeをダウンロードします。

実行すると、以下のようなセットアップウィザードが立ち上がります。「次へ」をクリックして進めていきます。

ダウンロードサイトは、末尾が.jpのところを選ぶとよいでしょう。

パッケージのインストール先は、C直下にフォルダを作って指定します。今回、特にパッケージを追加する必要はありませんが、フォルダの行方不明を防止するためです。今すぐ使いたいものがあればリストから選んでおきましょう。Pythonはこの後準備するため、ここではインストールしないでください。

インストールが完了したら、一度Cygwinを起動して初回の設定を読み込みます。

無事Cygwinをインストールすることができました。
次回、いよいよPythonディストリビューションをインストールします。続く!